水曜日に帰宅すると、奥さんのiMacの画面が真っ白になっていて、どうしたことかと聞いてみたところ、ソフトウェアアップデートを掛けて再起動したら立ち上がらなくなってしまったとのこと。しばらく前からSafariがなかなか落ちないだとか、今になって思えば微妙にトラブルの兆候とも思える挙動があったのだけれど、どうやらディスクトラブルの様子。最近のデータ(特にここ数カ月のデータ)はバックアップが取られておらず、復旧できないとかなりピンチらしい。
様子を確認してみると、確かに内蔵ディスクを起動ディスクとして扱えていない様子。立ち上がらないのはどうしようもないので、Snow Leopardのインストール用DVDで起動してディスクユーティリティで修復を試みるも、修復できませんとションボリな結果。これは簡単には行かないかも、ということで、その日は深入りを避けて作業終了。救出できるかもしれないデータを吸い上げるために外付けハードディスクをAmazonにオーダー。復旧後はTime Machineでのバックアップ用に使おうという思惑。
金曜日にAmazonからのお届け物の不在通知が届く。奥さんが長男の検診で出掛けていた間に来た模様。残念ながら当日中の再配達が依頼できる時間に奥さんが気付かなかったようなので、土曜日午前中の再配達を依頼。土曜日の午後早い時間に再配達でブツが到着しましたが、土曜日は配達が多くて忙しいらしく、配達員の方がなんだかお疲れのご様子でした。
土曜日の夜、奥さんと長男が布団に寝に行ってから作業を開始。まずは新規購入したUSB接続の外付けハードディスクを私のMac miniに接続してMac用にフォーマット。その後、奥さんiMacに接続して、インストール用DVDにて起動。状況は数日前に確認した時と変わらない様子。
まずは内蔵HDDの内容が救えないものなのか確認するべく、ターミナルを開いて、該当ディスクをマウントできるかな…とリードオンリー指定でトライ。
mount -r -t hfs /dev/disk0s2 /Volumes/tmp/
あらマウントできた。どうやら結構見えているようなので、ユーザディレクトリ下を外付けハードディスクへコピー開始。320GBの内蔵HDD中、240GBほど使っていたので転送にも結構時間が掛かりそうなので、布団へ…。
翌日、バックアップが意外にもしっかり取れたことに感謝しつつ次のステップへ。ディスクユーティリティで見るとS.M.A.R.T.状況は正常な様子。HDDの物理的故障のように思えるのだけれど、S.M.A.R.T.にエラー出ていないのなら…と、OSを再インストールしてやることに。
ディスクユーティリティでパーティションを初期化し、OSを再インストール。外付けハードディスクに取ったバックアップから各種データを復旧する設定にて。ガガーっとコピーしたバックアップからも復旧できるのは便利ですね。アプリケーションも含め、そこそこ動くモノは動いてくれましたが、残念ながらAdobe Creative Suites 3はライセンスがらみでNG。再インストールしろとのメッセージに従うもうまくいかず、なんやかんやと削除した後に再インストールしてようやく使えるようになりました。
外付けハードディスクをTime Machineのバックアップ保存先として設定して、とりあえず復旧できたよ、ということで奥さんに利用OKを伝えて作業終了にしました。