自宅のWi-Fi環境を更新するべく、NECのWi-Fiルーター Aterm WG2600HP4を購入しました。インターネット接続は建物に導入されているauひかりのVDSL環境なのでWi-Fi側を変更したら速くなるというものではないのですが、これまで使っていたAppleのAirMac Extremeと入れ替え、宅内のNASとのデータ転送速度の向上を期待しての購入です。
インターネットへの上流にはauひかりのVDSLモデムとホームゲートウェイ(Aterm BL170HV)がいるので、今回購入したAterm WG2600HP4はブリッジモード(BR)の設定で、ホームゲートウェイと接続しています。
新旧環境でのPC-NAS間のデータ転送時間比較
新旧の環境で、PC (MacBook Air 13-inch, 2013) と NAS (NETGEAR ReadyNAS Ultra 6)との間で手近なファイル(210.7MB, 210,653,788bytes)を両方向に3回ずつコピーして、ストップウォッチで所要時間を計測してみました。Finder上でドラッグしたボタンを離すタイミングでストップウォッチをスタートさせ、コピー中のダイアログが消えたタイミングでストップする、という雑な計測なので、色々と転送以外の所要時間のブレなども含まれているでしょうが、実際の使用時のイメージってことで。
Aterm WG2600HP4とPCが同じ部屋にあってアクセスするケースと、隣の部屋からアクセスするケースをやってみました。
旧環境(Apple AirMac Extreme 802.11n 第5世代 / 2011年購入)
新環境(NEC Aterm WG2600HP4 / 2020年購入)
条件 | 転送レート表示 | 転送方向 | 試行 #1 (sec) | 試行 #2 (sec) | 試行 #3 (sec) | 平均 (sec) | 速度 (MB/sec) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
旧環境 2.4GHz
|
145Mbps
|
Up (PC→NAS) | 23.77 | 24.61 | 24.12 | 24.17 | 8.72 |
Down (NAS→PC) | 21.96 | 21.81 | 22.29 | 22.02 | 9.57 | ||
旧環境 5GHz
|
300Mbps
|
Up (PC→NAS) | 19.52 | 21.08 | 20.37 | 20.32 | 10.37 |
Down (NAS→PC) | 18.69 | 18.77 | 18.59 | 18.68 | 11.27 | ||
新環境
|
867Mbps
|
Up (PC→NAS) | 4.14 | 4.29 | 4.15 | 4.19 | 50.24 |
Down (NAS→PC) | 4.58 | 4.30 | 4.18 | 4.35 | 48.39 |
条件 | 転送レート表示 | 転送方向 | 試行 #1 (sec) | 試行 #2 (sec) | 試行 #3 (sec) | 平均 (sec) | 速度 (MB/sec) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
旧環境 2.4GHz
|
145Mbps
|
Up (PC→NAS) | 35.77 | 34.92 | 39.59 | 36.76 | 5.73 |
Down (NAS→PC) | 38.20 | 41.35 | 40.64 | 40.06 | 5.26 | ||
旧環境 5GHz
|
300Mbps
|
Up (PC→NAS) | 19.73 | 20.84 | 20.60 | 20.39 | 10.33 |
Down (NAS→PC) | 18.56 | 18.67 | 18.43 | 18.55 | 11.35 | ||
新環境
|
351Mbps
|
Up (PC→NAS) | 7.83 | 7.21 | 9.03 | 8.02 | 26.26 |
Down (NAS→PC) | 6.60 | 5.72 | 6.48 | 6.27 | 33.61 |
使っていて速くなったようには感じていたのですが、数字で見ても結構速くなってくれて満足。
同じ部屋での結果と、隣室からの結果を比較すると、たかだか壁一枚挟むだけと思っていたのですが、結構転送速度に差がありましたね。旧環境 5GHzのケースではほとんど差がなかったのも面白いです。