引越しの際にNTTの回線を契約せず、KDDI 光プラス マンションタイプを契約してインターネット接続(DION)とIP電話を利用するようにしたわけですが、IP電話の方は特に問題なかったものの、インターネット接続の方は上り下り共に10Mbps前後と、「光」を名乗るサービスとしては満足できる速度ではありませんでした。まあ「光」とは言ってもファイバーでやってくるのは建物までで、私の部屋までは電話線を利用したVDSL接続なので、階数の関係で距離が離れていて仕方ないのかな…と妥協モードだったわけです。先日のKDDIからの連絡で調査してもらうことになり、今日、業者の方が来られました。
私の部屋には3箇所にモジュラージャックが出ていて、当然ながらどこかで分配されていることになります。分配元になっていると考えられる、玄関のインターホンと共用になっている備え付けの電話機近くにあるモジュラージャック部分を開けて見られたところ、モジュラージャック裏側に繋がっているケーブルがなんだか抜け掛かっている状態になっているとのこと。実際、私も隣で見ていて 1本が「ピロン」と余っているような状態でした。それを正しく繋ぎ直されて確認されたところ、センター側から見える速度が上がっているとのこと。私のPCから確認しても従来の 5倍程度の下り速度が得られていて、これなら文句ないかな、というレベル。なんだかサクッと問題解決してしまいました。業者の方も「こんな原因だとは思いませんでした」とのこと。確かに遅いとは言え接続できていたので、予想外の原因に私もビックリでした。
前述の通りNTT回線は契約していないので、私の部屋では「壁のモジュラージャック – VDSLモデム - HGW(ルータ) – PC」という一直線な接続になっています。ADSLモデムとルータが一体になっていたフレッツADSLの時はリンク速度を確認することができましたが、現在の環境ではルータである Aterm BL170HV は VDSLモデムとは別なのでリンク速度を確認することは出来そうにありません。DION のサイトを含む各所の速度測定サイトで速度計測してみたところ、
上り速度: 15~25Mbps
下り速度: 50~60Mbps
という値になりました。どの数値が信用できたもんだかわからないのが残念ですが、大体こんなもんなのかな、ということで。